近鉄どうでしょう 第9夜 「よぉし鳥羽とぉ山田でいっちょサンバをぉ」
タイトル?
なにぃこのぉ、いっちょやるか?
日が傾きました。
夕刻、鳥羽の手前です。
中之郷。
どこだ、そこは。いや、かつて近くまで来たことが、
そうだ。
そう、この時。
鳥羽の城跡に行ったとき。
可愛い駅、可愛い花、可愛い電車。
小さい駅、小さい電車が、似合います。
ここから鳥羽に向けて歩くと、沿いに水族館があります。
一般的な観光であれば、無論水族館に入るでしょうが、
どうだい、もう閉まっているじゃないか。
強烈、ぐねぐねと、恐ろしいくらいのカーブを抜けていきます。
つどい、今回は乗れなかったなあ。そしてぶれるなあ。
太陽さんはすでに山の向こう。
光は味方してくれませんね、
高々とのぼる、真昼間に来たかったですね。
ほら、隙間からきれいな夕日。
振り向けば、そこは鳥羽の海。
おおきいな船だって通ります、
鳥羽の港は大きいのですね。
海歩きの後の、宇治山田。
日も暮れて、
夕闇が空を埋めるまであと少し。
赤い幕、稀有です。見れたらラッキーな、そんなの。
ホーム上安全確認、
車掌さんなんてのはドア開けからドア閉めまでに何回も動きます。
モニター?
いえいえ、自分の目で確かめるんです。えらいカーブの駅なんてのはそれはそれはアグレッシブ、車掌さんはすごい動きをします。
私の地元ではまあ見ないですね。
獲物、捕らえたり。待っていたものが来ました。でもまあ情報は仕入れてないので、ホーム上の「団体」「貸切」「回送」表示で察しました。
団体貸切「専用」列車。
20000系、
楽
です。
よく見ると、スカートにもライトが、これね、カパカパするんですよ。
なんていうんでしたっけこういうの、ああそうだ、
リトラクタブル式だ。
ただ、この「楽」のヘッドライトはね、上下ともリトラクタブルだったと、
今さっき知りました。エヘヘ。
上も下も蓋がカパッ、と開いて、ビカッ、と光ると。
いやしかし、大きい車体です。でも、隣も大きいです。
ただ、隣のは大きくなった、という表現が正解ですかね。
さすがビスタカー。ビスタの名に恥じぬ大きさ。
そうそう、最近話題の車両がやって来ました。12400系NN01といいまして、
知らぬものは、何だただの汎用のハチじゃないかと。
いや、違うんです。
でん。何だこの不自然な体は。
こちら反対側。こっちはスモーク仕様のガラスが、でもそこに座席無し。
と言うのも元はただの客室、そこに喫煙室がついたのです。
喫煙室を取り付け、それにより方向幕の場所も移されました。これいちいち動かす必要あるものかって、そう思いますが、いやしかし。
流石、まいど新車並みのリニューアル・改造は大得意な養蜂家軍団です。
というのも、この世代、いや、かつてからずっと、そうだ22000系(ふぬけなハチさん)までは、喫煙車内でタバコを吸いながら移動できる喫煙車なるものががあるのです。
「近鉄特急はタバコを吸いながら移動できる」
そんなイメージと言うんでしょうか、近鉄特急の売りなのか、ウケは良かったみたいなんですね。当時は。
まあでもね、私が言うのもアレですが、そこはやはり時代の流れなんでしょうか、臭いだ分煙化だなんだと、スズメバチなどの新世代特急には喫煙車ではなく必ず喫煙室があるのですね。
喫煙車というのは喫煙室というものになった、と。まあ臭いですからねえタバコってのは。
さて、そこで、もとは喫煙室だった今までの車両はどうなる。
というと、こうなるんですね。
どどん、と喫煙車だった客室を改造して喫煙室を取り付ける、
窓を埋めてでも、取り付けると。
そう、こいつも、その一種。
その内実際の写真を出すと思いますが、これも喫煙室がボンと。
こいつは特殊例ですけども、どうやら養蜂家さんは特急の完全分煙化をしたいらしいのねと。
これ、後々調べ、少しずつ増えているようです。今週も1本出たと。
ただ、あんまりにも老兵な12200系や16000系には取り付けないみたいでして.....終焉が近い、という暗示なんでしょうかね。
ま、そんな事を思いつつ、
楽の折り返しカッコイイとか、
やっぱり老兵カッコイイとか想いながら。
今日はもう遅いです、四日市に戻りますよ。
さて、振り返るとどうでしょう、まだ2日目だ。
なぁにちんたらやってんだと、いやはや大分飽きられておりますねえ。
そのあたり、よく分かっていますが、
まだまだねえ、それこそお腹一杯だって言ってもまるで「生き地獄か!」っちゅうくらい甘いものを放り込んでいきますので、悪しからずということでしょうかね。
思い出話はまだまだ続きます。