つどいにつどえ—TSUDOE in TSUDOI―

何がしたいのかな?

原点回帰。わたしときんてつと。最終夜

原点回帰。

わたしときんてつと。

どちらの意味も持つ最終夜。

 

 

私の近鉄バカのルーツ。

そのあまりにも浅すぎる歴史、

浅い中から私なりに、語ります。

 

きっと、あぁそんなもんなのかと、読み終わった後におっしゃられる事でしょう。文字で表さずとも心の中で。

 

それは、2013年5月。

まだまだ高校2年、道半ばの確か、定期テストの試験勉強期間でしたかな。

 

すっかりやる気をなくし、

一体どんな衝動でしょうか、バスで小岩駅に向かっていたのです。この頃もマイペース

そして、ちいさな古本屋さんを見つけました。

 

そこで、1冊の本...というか、漫画ですね。

見つけたのです。

 

先に言っておきますと、私というのはですね、漫画やアニメなど、

言うなれば二次元の類でしょうか、あまり見聞きしないのです。

というのも、どうも好きになれないといいますか、得意でないといいますか、

合わないというのでしょうかね、

おかげさまでほぼ触れず嫌いともいうのでしょうか、そんな感じです。

かつて「嫌いじゃい」と豪語していたときもありました。(今はそうは言いませんが

今でもこのブログ内で漫画、アニメのネタがほとんど出ない上、皆様の記事でもその辺りは私め、ついていかないのもこれが理由でして。(薄々気付かれてるのかな

多分これからもそうしていくことでしょう。振られてもリアクションしないと思います。

 

で、それを踏まえた上で。

 

手に取り、ふと読んだのです。特段何かと言うわけではなく。

「何だこれ?」って。

この時はある種、新鮮でした。何も考えず、この本を。

今までこの類は触れてこなかったものですから。新鮮です。

ひとしきり読み終わって、分からなくなったのです。

「何これ....!!!」

そう、こんな感じ、味わった事が無いから。新鮮なの。

 

どうしよう、なんだか分からないけど面白そう。買っていこうかな、

いやでも、テスト期間中だ、やめようやめよう。

 

しかし、どうも気になって仕方が無い。

後日、改めてその店に行ってみました。

 

まだありました。しかも別の巻が増えてる。

こうなったらやるしかない、完全に未開の地。足を踏み入れるのです。

この頃からすでに「気になったら触れてみないと気が済まない」感が強かったようで、まあ果たして今もそうかどうかは分かりませんけど、

 

買ったのです。おお珍しいこと。

というか、人生初でした。漫画を買ったのは。

 

こうなるとどうなるかと言いますと、他の巻も揃えたくなるんですね。というか、見たくなるんですね。

というのも、その古本屋で買ったのは7巻、8巻のあたり。

全く分からないんですね。話が。

このあたりもハマリ症の私。

というか、この辺りで気付きました。あぁ俺、ハマリやすいんだなぁって。

 

結局、1巻から集めだしたのです。

いや、正確に言うと6巻→1巻という順番で買っていました。

な?訳わかんないだろ?

 

そしてその漫画、当時絶賛連載中でした。

となるとどうなるか、買ってしまうのです。読んでしまうのです。

ハマリ症、ここにあり。

そして、いつだったでしょうか、何の気なしに調べていたんです。

 

漫画に出てくるヒロイン達はどうもある駅名からきているらしい。

 

ここでした。全てはここから、始まってしまいました。

何を隠そう、もうなんとなく分かってきた人もいらっしゃるかな?

 

それが、近鉄だったのです。

 

そう、ここでした。

これを知ってしまったのがほぼ、ほぼ直接の引き金でした。

「きんてつ....?あぁ、しまかぜっての、デビューさせるんだよね。確かニュースになってた」

最初、こんなリアクションでした。

 

それを知ったのが13年の夏のこと。夏休み、名鉄に行きたいと画策していた私。

ちょっと待てよ.....名古屋だろ....行けんじゃない!!

 

近鉄は名古屋にも来ていました。そうか、ここから行けるのか。

何を思ったのか、名鉄行くのに名古屋じゃんね、近鉄も行ってみようと。

 

その道の人達にに言わせればいわゆる「聖地巡礼」というやつなのでしょう。

行ってみよう、見てこようと。

今までそんな事、触れた事もやった事もありません。

 

こうなるともう私、止められません。

このあたりは自信持って言える、今も変わりません。

この悪い癖、今でも、昔から変わっていません。もっと酷くなってるくらい。

 

そして、見てきたのです。行ってきたのです。

しかしどうでしょう、

特別それに関するものがあったとか、

そういう訳ではかったようで、若干期待外れかと思う始末。

 

しかし、こうやって色々と駅を回るうち、思ったのです。

 

近鉄、面白い」って。

 

いつしか、聖地なぞどこへやら。

乗る車両、乗る景色ばっかりに目が行ってしまう。

奈良線大阪線名古屋線....

標準軌狭軌、ナロー.....

特急、一般、シリーズ....

しまかぜ、楽、あおぞら....

 

全てが未体験。ほぼ予備知識無しで行った近鉄

覚えたとすればキャラクターに使われたその駅がどこにあるのか、程度。

前にも話してますが、実際乗るまで京阪と色を混同させていたほど。

 

ちょうど東京にマンネリを覚えていたころでした。

だから名鉄に目が行った。

でも、それ以上にこちら側の世界のほうが凄い。

そう気付いてしまったのです。

 

ここから、始まったのです。

人生をあっさり変えてしまう、近鉄バカへの道が。

 

 

その年の冬、また、近鉄に行ったのです。

前回行けなかった駅にも行こう。そう、回りきれてなかったのです。

第2回聖地巡礼とでも言いますか。

しかし、本音、近鉄電車、もっと見たい、もっと知りたい、

だからか、10日間という長期滞在を組んだのでした。

漫画集めたもそうでした。こんな感じ。もっともっとと。

 

こう考えてみると私を近鉄バカに仕立て上げた直接の原因というのはですね、

 

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「言っちゃったねぇ」

神のみぞ知るセカイ -若木民喜 作-

 

この漫画に触れてしまったこと、いい意味でも悪い意味でも、

この1冊が、本当の意味の、わたしときんてつと。その全てです。

 

かつて製作した動画内に、しれっと、

ここで出てくる駅名写真。そこには「もっちぃ」の姿。

 

そう、だから、もっちぃを連れて行ったのです。

最初に行った、あの感情を、初心に帰る意味もこめて。

 

 

現在はすっかりこの様、ある種の近鉄バカの名を欲しいままにしています。

この道、まさに未知の世界だったけど、

今思えば踏み込んで正解だったような気がします。

うん。転んでおいてよかった、そう思います。

本、手に取って、読んで、あらぬ事を知って、あっさりと沼に嵌っていった。

結局、アホかって位バカになり、とんでもない方向に進んでいきました。

でもそのお陰で新しい出会いが生まれて、新しい仲間が出来て。

ブログの十分すぎる濃ゆいネタにもなって、それを面白がってくれる人がいて。

 

高校も、2年の後半以降、ことに近鉄に関しては私がぶっちぎりでした。そりゃそうだと。そら当たり前で、皆ついてこれません。

やってみた甲斐がありました。すっ転んだ甲斐がありました。

 

ですが、やはり東京ではあまり近鉄バカ、聞きません。

きっと、遠いゆえ、少ないのは仕方の無い事で。

増えないかなぁ。もっと。

あ、でも、程々がいいや。私、マイペースですから。

あまり大人数というのは、得意ではないのです。

 

それは、1冊の本で始まった。

 

しかし、すっかり最近は読んでません。忙しくて読んでるその暇が無いと。

あまりにも近鉄が前に出てしまいます。でもそれでちょうど良いと思うのです。

 

今もこの漫画のアニメ版というのですか、

あるらしいのですが、見たことがありません。

というのも、そのあたりは昔からの性か、

あまり得意ではないということ、見る気が起きないと言いますか。

 

漫画はほどほどに、でもそれによってハマリ込んだ近鉄

石っころに躓いたらとんでもない所に来てしまった。そんな感じ。

 

 

多分、これからこの先も、これについては触れないと思います。

読者皆様もどうか気にせず、いつも通りの「近鉄バカ」であること、

いつもの「養蜂家大好きの人」の福助どんだなぁと、思っておいてください。

人生を変えた一冊も、正直ネタにするのは私にはキャラに合わないと思うので。

 

 

そうね。そっと、また読んでみる事にします。原点回帰。

 

 

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「年末になって何読んでるですかぁ」

「たまにはいいじゃないのよ、面白いし」

実は昨年に公式が...いや、これはやめておこう。気になったら調べてみてね。

 

 

しっかしまあ、楽しい年末、よく笑った1年でした。

でも、やっぱり何かが足りません。

また、探し物の始まりです。

では。