抵抗交換とライトプリズムのお話
電球色LEDから白色LEDに交換してみました....というのを行っておりますが、同時に非常に重い5100Ω抵抗から560Ω抵抗に交換しています。
ではなぜそもそもGMや模型会社各社のライトユニットLEDの抵抗に重いものが採用されているのかといいますとですね.....こういうことがあるからだとも言えます。それは....
21020系アーバンライナーnextは元々白色LED(HID灯)なので抵抗のみ交換しました。明るいです。ですが、
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
これは盲点でした。運転席上の4つのライトは白のヘッドライトで赤のテールライトは点きません。ではなぜ思いっきり赤いテールライトがヘッドライト部分を照らしているのでしょうか?
答えはこのマッキープリズムです(写真のプリズムはアーバンnextではないですw)。
じつはアーバンnextのライトユニットに搭載されているプリズムは一体型。通常ならヘッドとテールで別々のプリズムがあり、ヘッド部分にテールが点くという弊害をなくしております。しかしこのアーバンnextの場合、運転席下部のライトは種別灯兼尾灯の役割を果たしています。つまり白いヘッドライト(種別灯)と赤いテールライトが両方点かなくてはならないのです.....ああ何てメンドクサイ
そこでGMは考えたのでしょう。この難題をどうやってクリアするか.....こうして出来たのが一体型だったのです。(一体型の写真については次の記事あたりで紹介します)
でも一体型だとどうしても余計なところまで光が届いてしまう......そこで余計なところに光がいきづらくなるようにプリズムを細工し、完全にテールライトをシャットアウトするために挿したのが重い抵抗だったって訳です。抵抗を重くすれば光る力が弱くなるので余計なところには光が回らなくなりました....これで万事解決!になりましたとさ。おしまい。
....で終わると思った?
ざんねーん!
重い抵抗で光を抑えて解決したってことはつまりですよ皆さん。その抵抗を取り替えた瞬間何が起こるかってのはもうお分かりですよね?
ででーん!
プリズムの細工も意味がなくなり、あらぬところまで赤ライトが点いてしまいました。
結論なぜ重い抵抗を点けるかというと、電気的な安全面の確保という理由もあると思いますがそれ以外にもこういったことが起きないように対策されているからです。あとできるだけ光漏れも防がなければいけないですしね。....でもGMの純正ライトでもGM車体は光漏れを起こすのですがそれはまた別のお話。
↑ザ・光漏れって感じの例
プリズムには気をつけよう。そしてコイツはいつか細工を施さねば.....私もお勉強です。頑張ります。