原点回帰。第4夜
そうそう。面白いものを見てきました。
それは西大寺におけるお祭り。駅員にとっちゃあ大変な話ですが...お疲れ様です
1時間に1本ある特急の連結、解結。
特に解結、すなわち切り離す方が中々面白いのです。
此方についてはまた別の機会に...。
なんというか、カレーばかり食べた1日でした。
でかい。
2両！
2両！
君かぁ。いいよ、いいんだよぉ。
「2階建てぇ～」
「ビスタカ～」
そうだね、最初に西大寺に来たときはやっぱりこの分岐器の数。
耳にはしていたものの、まさかこんなにポイントの群れがあるとは。
まさしく目がテンでした。
今も変わらず、そんな思い。
「西大寺ってやっぱり凄いんだねぇ」
「そうだよぉ、よく捌けるよねぇ」
もっちいに気をとられ警笛鳴らされても運転士ににっこりして終わりって...
今日も元気です。
って、そうこうするうち、2度目の切り離しを見ることができました。
見ててわくわくします。
らしさ全開です。
この辺もずっとそう。
最初は分からなかったなぁ、
この編成がいかにおかしくって、
いかに平気で走っているかという事を。
変だ、ということは分かってたんだけども...
最初はこれがなんなのか分からなかったなぁ。
あぁでも2，3年前の話かぁと思い。
しかし、時間というのは残酷なもので。
そろそろ戻っておかないと、帰れなくなりそう。
西大寺に別れを告げ、乗り込みます。帰ります。
帰り、後ろの車窓、
いつもと違うスケジューリングのせいか、感覚が鈍ります。
ぷっつんしたお陰か、変な感情で溢れてます。
最近どうも捉え方が変わったような気がします。
写真の撮り方、変わってきたように思います。
いや....昔からか。
でも昔は写真をほとんど撮らなかったからなぁ。
記事の書き方が大分変わりました。
大分冷静に、書けるようになったといいますか、
でも壊れちゃった時とか、平気で嘘ついたりとか。
文字ですから、感情が入らないゆえに重いです。
その文字に笑ったり、泣いたり、躍らされてみたり、手玉に取られてみたり。
だいぶその、行動しようとする力もついてきたように感じます。
やらないで後悔するよりやってから後悔する方がいいでしょうって、
会社でも、それ以外でも。
変わったなぁ、
何が変わっただろう、
考え方？
行動力？
何だろう？
ちなみに、そうやって自覚できるようになった事が変わったと、言われました。
....。でもそれだけじゃぁまだまだよね、これじゃぁ中学生のまんま。
あぁ、いいなぁ。
やっぱりここにいる時が一番私らしくいられます。
近鉄を離れると、どうも落ち着かなくなります。
なんでしょう、どちらかと言うと依存症に近いですね。
悪く言えば中毒とか、下手すれば無いと死んじゃう(そこまではいかないけど)とか。
なんでしょう、東京で拠り所が無いんでしょうか、
でもそりゃぁただの言い訳でしかなくって。
最初はこんな事全く思わなかった。なのに今や、こんなに思う。
何なんでしょう、この魅力。というかこの魔力。
誰か教えて下さい。というか、誰か来て下さい。
あぁスズメバチぃ。
可愛い。
この子が可愛いってのは最初からですね。
好きです。
やっと晴れてきた。
でももう帰らなきゃ。
次はいつ来れるでしょうか。
どんな目的で来るでしょうか。
どんな思いを持って来るでしょうか。
ばいばい。
すこし、初心に戻れたよ。
新大阪に戻ります。
ですが、ここで気付いたの。
というのもこの日、実は用事ありきで、
夜8時までには東京に戻る必要性があって。
ですが、予約した新幹線は夕方5時半着。
あれっ.....おかしくない？
.....あれ？違う？
......。あっ！
やってしまったｧｧｧーー！！！
気付いたのは、鶴橋を出て新大阪に向かうその車中でした。
どうも私、勘違いしていたみたいで、18時というのが夜8時だと思い込み。
とんでもない勘違いです。随分幼稚な勘違い。初歩的ミス。
そうだ、変えてもらえばいいんだ！
この時3時過ぎ。
しかし、空き席がなければもうすぐ出る予約便でおとなしく帰らなくては。
ということですっかり落ち込んだ新大阪で訊いてみたのです。
「この時間帯で席空いてますかねぇ」
さらっと言ってくれました「一応空いてますよ」って。
よし来た。「変えてくださいな」って。
5時過ぎの便に変えてもらったのです。
そういうわけで、すっかり2時間分、空いてしまいました。
となると、どうしよう、
落ち着きません。どうしようどうしよう。
そして、
原点回帰。第3夜
一日経って一言。
「いやぁあれですな、今回ばっかりは中々な辛さですなぁ」
「そうですねぇ。気のせいか、25日以上に荒んでないですかな？」
「.....。そんな気もしますなぁ」
「明らかに治りが悪いもんだからねぇ、あなたねえ、そんな事ずーっと言ってたら飽きられますよ」
「特効薬のはずだったんだけどなぁ」
「........まあ、良くなってるって思っときましょうよ」
とまあ整理いたしますと、昨日「じゃー」ということで行ってきた新大阪。
皆様、期待しないで下さい。
今回はですねコンセプトがですよ、
何もしない
事。
つまりどうなるかと言うとですね、ただただ何があるわけでもなく、何か面白い事があったわけでもない、
ですから、始めます、
存分に壊れた旅。
初心を少しだけ思い出した旅.....旅？なの？
凄いよね、朝4時の金町って。ほら、誰もいないの。
当時は相棒を連れて行ったんです。
この子。
「もっちい」っていいます。
山形鉄道のうさぎ駅長。詳しくって言われたらすっかり覚えてないんですけどね、
かつてイベントで売り子として売ってたのに可愛いもんだから連れて帰ってきた次第。
実際に会ってみたいなぁ。
久々に連れ出してみます。でもどっか行かないようにバッグの中に入っててね。
「ホラ行くぞぉ」
「久々ねぇ」
午前5時半の品川。開いてないもの。
始発の下り、のぞみは99号なるもの。
混んでるなぁ...というか、
今更ですが、往復新幹線を使います旅は私はといいますと初めてで御座いして。
「乗りましたですぅ」
「酔わないでねぇ」
「広いですなぁ」
「広いんだねぇ」
やっぱりもっちい可愛いのです。自分とは対照的。
何も考えない旅。無計画。始まりです。
「富士山見えたぁ」
「夜明けだけど眠いんだよぉ、寝かせて頂戴」
今回は名鉄さんにご挨拶できません。
あぁごめんなさいコレでご勘弁をぉ。
寝ながら2時間半。やっぱり酔います。
私、乗り物酔いとかほっとんど無いのですが、新幹線だけは酔います。
なんで？.....速過ぎるからか...
「着いたぞぉ」
「ここが新大阪ってのねぇ」
ここで降り立つのは初めて。
なるほど、ドライバーのキャラが強い。
........あれっ
まあいいやぁ、気にしない気にしない。
まともに西日本を見るの、撮るのは初めてね。
多いよぉ。東京とは違う意味で多い。
そうそう、こんな感じだった。
最初名古屋に行ったときも、近鉄に触れたときもこんな感じだった。
よぉ分からんの。
ホントによく分かりません。いまだ西日本は未開の地。
なんとなく、それなりにしか分かりません。
あれっこんな帯のやついたんだっけ？
顔は分かる、分かるの。
みんな大好き、らしい223系。233系ですかね？
あ、違いますか。
ごめんなさい。あまり私には分からないの。なにぃこの近鉄バカ
おうっ！？
おうっ！！？？
おおおうう！！！？？？
これは.......手出ししない方がいいなぁ。
でも、でも、ウグイス色がいたから出てくるかなって待ってたんです。
ほらいる。
この色に乗った覚えがあるんです。かつて奈良あたりで。
こんなの、絵本でしか見たこと無いって。でもそれが目の前にいるんだから。
そう、そう、こんな感じ。懐かしい感情。
あっ！出てきたのです！
よぉ分かりませんが、そういえば私の周りの連中が乗りたい乗りたいって言ってたなぁってのを思い出して。いいものなのかなって。
「そうそう。懐かしいねぇ」
「そうだねぇ」
始発の電車に乗り込みます。
221系でしたか、これもかつて乗った記憶。
「あれっこれ乗ったっけかなぁ」
「乗ってなかったっけ？」
座り心地が良かった、ということでした。
しかし...
JRもヘンテコなのがたくさんいますね。
でも、私はどうも落ち着かなくって。
「ここねぇ、久々に来たなぁ」
「そうね、もっちいは久々ね」
そう、もっちい持って写真撮るの結構恥ずかしいんです。
でも、今回はそんなの全くお構いなし。
初心、というか多少壊れてないとできないですよ。....つまりもっちいと来たときは壊れてる時なんだなぁと。どうだろう。
すっかりここも変わっている様子。
でも、
やっぱり鶴橋。
「ただいまー！」って言ってました。
初心とはちょっと違えど、今回は何も考えない。
ただただ、来ちゃいました！って、どっかで似たような事やったような...
やっぱり、変だよコレ。
なつかしいなぁ、こんな編成がたらふく、最初に見た時が。
「そうそう、この雰囲気、ねぇ」
「懐かしいかい？」
「電車とは写った事あったっけ？」
「あんまり無いよねぇ出してくれなかったもん」
「あれ、でもしまかぜとは写ったじゃない」
「しまかぜ.....あぁ！」
「って言ったそばから来たよぉ！！」
「うおぉびっくりしたぁ」
.....しまった、ちょうど来る時間だったか。
最初にしまかぜ見た時もこんな感じだったっけ。
あ、あの時は五位堂だったっけか。
なんでだろう、前よりもっとスズメバチ好きになった気がするの。
「私こっちも好きですぅ」
「そうだねぇ」
「赤白ってあんまり見なかったような」
「そうだっけ？」
そして、今日も曇。
そうです、こんな感じ。いつもそう。
みんなわくわく。わたしもわくわく。
いらっしゃい、
「撮ったどぉ！」
「撮ったどぉ！」
登場から数年、
まだまだ満員。
たくさん乗せて、
行ってらっしゃい！
バイバイ！
「駅名板とばっかり写ってたからこういうのあんまり無いのよね」
「そうだったねぇ、」
そろそろ行こうか、いつもの場所。
そう、いつもの西大寺。
あっ、なんかおるぞ。
最初にあおぞらⅡを見たとき「ﾎﾟｶｰﾝ」ってなったのをよく覚えてます。
水色に白に、まさに青空な色。
えっ何これって。
最初は全然、こんなのがいるんだぁって、全部が新しくって。
懐かしいなこの感じ。
「また貴方ですかぁ」
「そろそろ色変わっちゃうからねぇ」「.....。」
すると、まるで合わせてくれたかのように
ちいちゃいの！
スズメバチの！
「コレね大好きなのって」
「そう、2両の。」
そうです。これです。やっぱりこいつ、2両の可愛いの。
最初にスズメバチ見たときの衝撃というか、
この特急好きだ！って一目惚れしたのはよーく覚えてます。本当に。
「あれっこんなのいたっけぇ？」
「そうそう、できたんだよ」
一度、阪急を見た事があって。色は、似てるようで似てないです。
「阪神も最初見たときはビックリしたなぁ」
「確かナニコレぇって叫んでたそうで？」「そうです...」
.....こんな感じで1日過ごしてました。
かなり痛々しい人に.....いや、最後にえらい事になるのでまぁ、いつも通りです。
15年最後にとんでもない事を始めました。
何度も「よい年を」と言わせてしまいすみませんなのです。
でも、私にとって年越しというのはあまり大事と考えないようにしてるんです。これは結構前からでして。どうもなんと言いますか、いつもの1日なのにといいますか。なので年賀状もひねくれてるのです。まあ気持ち次第ってやつですね。
多分、年内最後までこの壊れっぱなしで突っ走ります。
これがきっと「私」というものです。笑って、楽しんで。
やらぬ後悔よりやって後悔。
書きたい事だらけなので、まだまだお見舞いし続けます。
近鉄どうでしょう 第20(最終)夜 「一生近鉄どうでしょうします！」
それは、非日常的な日常の旅？
それは、私が私であるための旅？
いろんな思いがあっさりと消えてなくなっていく、そんな旅も、やっと最終夜です。
ド深夜の支離滅裂な発言、記事編集がやっと佳境です。
今回も、ええ、ご期待通りぶっ飛んでますので、お付き合い下さい。
そうそう、お土産、買ってなかったね、
買いに行きましょう、
もちろん、奈良に。
でたぁこのラッピング...
お土産の前に、
自分へのお土産、ですかね、
おいしかったね、
駅前、
たくさん人がいますが、
すっごくヘンテコな方がいらっしゃいます。
あ、ゆるめなキャラにヘンテコって言っちゃいけないのか、
ほら、せんとくんもいます。
この後せんとくんと写真撮ったんです。
写真は撮れど私はといいますと全くと言っていいほど写りませんから、
私自身が写っている写真って、無いんですよ、
なので滅多に無い1枚になりました。
え？写真出さないのかって？あったりめえだろぉ(ｵｲ
いや違うんです。
実際同じポーズで撮ってみたら、
どっちがせんとくんだか分からなくなっちゃったんです！！！
すごく自虐ですが。コレホント。
同じ服着たらホントに瓜二つじゃねえかなと(自分で言うなと
時は流れる、奈良の空。
どこも流れる時間は同じはず、
なのになんで、なんで、
ここに来ると、それはゆっくり流れ出すんだろう、
そしてあっという間に去っていってしまうんだろう、
最終日、最後の時間。
いつも来ている場所、しかしなぜか、いつもと違って見えた、
ひとつ言えること、
何べん来ても、
やっぱり近鉄が好きだ、
って事。
それは数年前、最早何きっかけか分からない、
けど、未知の世界、泥沼の中、頭から突っ込んだ私。
そんな頃が懐かしいなぁと、思ったりしながら、
随分と晴れ男にしてくれた今日の空が進んでいく。
そうか、もう終わりか、帰ろう。
思いました、やっぱり旅っていいな、ということ。
どうしたって、うまくいっていたって、
会社、ことに日常というのはいつでもストレスをかけてくる、かかってしまう、
全然気にしないつもりでも、
そんなありきたりに嫌気といいますか、マンネリ、というのでしょうか。
ありますよね。
それは別に東京だから、というわけでなく、まあその意味が強いんだが....逃げ出したい位に
どうであれ多分、そのあたりは皆同じだと思うんだ。
そう思った、じゃぁ旅に出よう。
そしたら旅先で、
いつもと違う景色を見る、いつもと違うものを食べてみる、
いつもとはまた違う、何でも良かれ、そのあたりは自分次第。
そう、その時にふと振り返り、思う、
あっ、ここ、楽しい、
って。
私にとっては、旅は、なんでしょう、何と言っていいやら、
そうですね、
嫌気な自分をちょいと見つめ直しながら、
もっと楽しく生きるために......旅をする。
なのかな？上手くまとめられないなぁ...
そして、私にとってここ近鉄というのは、
多分、私がですね、
一番私らしくいられる場所
ですかね。本来の自分がよく分かる気がします。
きっとそうでしょう。どうでしょう。
さあ、旅に出よう。
その先で、あなたは何を思う？
いろんな思いを抱え、土産も抱え、帰りは名古屋まで特急です。
ラストを飾ったのは彼でした、
満員でやってきた。
そして、ここで、ビデオカメラが......
ここで、気付いたのです。
レンズカバー、開かない、と。
10分前まで元気に録画してたのに。
必死に直そうとしますが、どうも内部が壊れてる。だめだ、こりゃぁと。
何とか撮影できた車窓も、なんというか、うん......
お疲れ様、最終日、最後の最後に、
よく頑張った。
今回は脇役だったけど、よく頑張って記録してくれた。
お陰で、いいエンディング、作れそうだ。
9日間、全力で楽しんでやりました、
ここまでやる近鉄バカはきっといないでしょう、
きっと誰にも負けないでしょう。
ええ、正々堂々、言わせていただきます。
これからも！
一生近鉄どうでしょうします！
近鉄どうでしょう 第19夜 「鳴り止まぬ高安コール！最終日、最終決戦、プレイボーイ！！」
遂に最終日です。
もう前枠も、予告編も御座いません！(予告なんていっつも無いでしょうが
決戦の地を高安と決めたのに、何故か布施、鶴橋にいる....
たまたま乗った急行、珍しいものだらけ。
・急行が長瀬駅停車
・編成が逆組成
・唯一の存在、1254系VC54
と、ここまでそろうのは中々ない珍しい1ショットです。
.....わかんないか(汗
自分的には感動の瞬間だったんだけど(大汗
さて、決戦の地、高安名物のカーブへ。
多分、外に出れるのはこれが最後かな、
颯爽と現る、真っ赤なあいつ。
別れを言うのはまだ早いぞ！
幾度となく撮ったことか....
でもまだだ、まだ撮るんだ、
特に何が、というわけではない、
ただ、そこにあるものを撮る、
その瞬間を撮る、
そのポリシーは、
動画も静止画も一緒、
あぅ、被られたぁ、
あれ、さっき来たよなこの編成、
なんてのも今日はたくさんありそうです。
やっぱりこういう編成は大阪線らしいというか、
奈良線とはまた違った魅力。
赤幕！
やった！
コレはラッキー。前にスズメバチくっついてない？
ふと4両が来ると構図がずれます。
難しいんだよね、写真って。
ぶぅぅぅん、
ふぬけは、どえらいリニューアルを呼び込みましたね。
まさかあんな色になるとは、この時は思いもしませんでしたね、
この界隈でこの色を見るのは難しいんです。
だって3本しかいないんだもんね、
ちょっとずつ、違う車両たち、
違いが分かる男、それが私。(コーヒーじゃないんだから
名古屋まで、老兵が4両で走ります。
後何年見られるかしら？
でたぁ、VF41。
6両固定、大阪線至上一番普通の車両ですが、一本しかいないですから、
やっぱり普通じゃないね。
近鉄に「普通」ってないよね、種別以外に。
赤白天国。
丸顔天国。
ぎいぎい音を立てて、
夢のような時間、
ずっと続けばな、と、
名古屋から参りました、こんにちわ、
今日も近畿を駆け回ってますが、なにか？
はっ！
その顔は、お前だな！
.....お前かぁ、
なんでかな、
思う、
ここにいた方がいい、
東京なんて腐った粘土みたいな土地に帰るよりも、
そう思う、
ああ賢島行きたい、
もう行ったけど、また行きたい、何度でも行きたい、
本数があります、折返しもよく来ます。
きっとお伊勢さんから来たのね、お疲れ様、
あとちょっとで終点ね、
そしたらまた、お伊勢参りの道だ。
この日はいつもに増して彼を見ます。
老兵さんや、私をそんなにお見舞いしたいのかい？
いやいや、嬉しい限りだよ、
頑張って下さいな、私もまた来ますよ、
会いに行きますよ、
ねえ、ライト消えてない？
いえいえ、こういうもんなんです。
そうそう、ここ、面白い場所でね、
ぎゅうんってカーブする後ろで
振り返れば貫禄の山脈よ、
いいでしょ？
ぜんぶ、いいでしょ。
一瞬を捉える、
そう、もう二度と同じで撮れぬ一瞬。
どの種別に、何が入る、
そんな固定概念、端っからありません。
山を越えたければ、トイレを着けよう、条件はそれだけ。
こういう色の卵、あるよね、
真っ黒な卵。
貴方、何年この地を走ってるんですか、
分からないけど、あなたはすごい方。
貴方もここでは珍しいね、
そんな風に、のんびり撮っていると、
後ろが急に騒がしくなる、
振り返って、
うお！
洗車！！！
踏切から見れる高安名物です。
ｼﾞｬｧｧｧｧｧｧｧ
ｻﾞﾊﾞｧｧｧｧｧｧ
ﾌﾟﾊｰｯ
ｽｯｷﾘ
やったね、
最後の最後にいいモノ見れた！
この旅で撮れた特急、
最後は、ビスタ君。
ありがとう。うまく撮れた。
ありがとう。
洗車は一気に6両分、
ちょっと待機です。
シャワー上がりの彼を尻目に汗だくで上本町行き。
頑張ってます！
さ、もう一回シャワー浴びてきますね、と、
行ってしまいました。
さてと、
サプライズ、見れたね。
もう、いいかい？
これで終わりだけど満足かい？
どうだい？
......どうだろう、もういいかな、
どんな思いだったんでしょう、自分でもよく分かってません。
もう終わりか、なのか、それともああ満足だ、なのか、
今考えても分かりません。多分、その瞬間の私も、同じだと思うんです。
なぁんで独り言はポンポン出てくるのにあの人の前で何にも言えなかったんだろう、昨日思った(帰
そうだ、お土産買ってかなきゃ、
帰りの特急は、もう少し先ですね。
