近鉄どうでしょう 第12夜 「名張から赤目口まで川を渡って徒歩で回ってねえだろ」
カブで回ってねえだろぉと、言うわけですけれどもね、
のんびり徒歩で回りましょうと。
名張とな、どこそこと、言われそうなので解説しましょう。
三重県です。ハイ終わり。んなアホな、
名張川というのがあるらしい、景色がいいかな、
名張駅から歩いてきましたよ。
しかしどうでしょう、だいぶ曇ってます。
いや、でもでも、
眼下はなんともいい風景。
ほら、晴れれば、ね、
でしょう?
でしょう?
太陽さんは今日も気まぐれ、
電車も気まぐれ、
あんまり長い編成は入りませんね。
4両がすっぽりってところでしょうか、
6両という長い編成だと....6両が果たして長いのか短いのかもう分かりませんが、
ね。
それにしても分厚き雲の塊、
私の曇男のおかげで中々しっくりこないの、
ならばと、
橋をくぐって反対側に来てみました。
どうでしょう、こっちの方がいい感じか、
こちら側、どうやら光が当たるようで、
ボケーっとしてますが悪なきかな。
今日もこの塗装、今回はよく目にします。
しまかぜ同様狙い撃ちです。
どぉぉん!
こちらだと6両がすっぽり。
ぶんぶん、
3+3という見れたらラッキーな編成でごじゃります、
名古屋線ではほぼ見れないでしょうか、
見れないでしょうねえ、見れるんでしょうか。
二階建てがでかでかと、蜂の色に白い塗装がいいアクセントなの。
きらっ、っておまえかぁい!
いやぁ可愛いなあ
4ドア率がかなり高め、さらにロングシート率も高め、
やはり、大都会大阪の中心地まで赴くからでしょうか。
物足りないと言うのではないのですが、ちょっと歩きたくなりました。
というわけで、お隣の赤目口駅までお散歩です。
ぐうと、弧を描くのが伝わってきますね、
稲刈り、終わっているようです。
歩きまわる、綺麗なお花、
贅沢です、
キャー連結ゥゥゥゥゥ
なんでもいいからカメラを向ける、うれしーのようなビデカム男の癖です。
おいおいこんな大雑把な駐車場あるかいな、
広いねえ、
盛土でぐっと、撮りやすいのかと思えばなんだ、
チャリンコメインじゃないのよ
撮れそうな場所見つけました。上り坂、下り坂、
時々通る車が面白いです。うぃっしゅしてくれました、
なんともノリのいい車だ、
晴れてればもっと綺麗でしょう、曇りでも綺麗でしょう、
全部綺麗でしょう。
わき道をのんびり散歩してたら白い電車が来ました、
となりには白いカブがいました。
白白しいなあ、
いつの間にか農道になりました、
のんびりとした時間をさらにのんびりさせる景色。
歩く速度もカメより遅し、カメラを持ちながら。
だじゃれです。
ほら、絶景でしょう、
このへん、みんな絶景です。
酔わない絶景です。
上り下りが続き、開けた場所に出ました。
ほらね、
って、あれ、柱が、
どこ撮っても絶景ってもう、
うれしいなあ、
ね、でしょう。
線路を右に見たり左に見たり、
うね、うねと歩くのです、
稲刈り終わってますねえ
なんとも哀愁があるといいますか、なんといいますか、
赤々しい花を見つけました。
まんじゅしゃげ、
彼岸花といわれればああ、なるほどと、
見ていて面白い花、歩きます。
電車が下るいい景色を見つけました。
でもなぁ、雲がもうもくんもくんとすごい勢いで、
ホラもう空が、白くなっちゃってもう白い電車が勝てないもの、
なにか来ないかな、待っていると
あっ。そうかそんな時間だったか、
不本意にも捕獲です。というのも、
あやうく彼にまる被りされる所でしたので、
不本意。でも実際は本意。
だってかっこいいんだもん。
どこまで歩くのでしょう、駅はまだまだ先の先。
たのしい、おさんぽ、
踏切を渡ります、もっと開けました、
手前にはキャベツの畑、
奥には聳え立つ山々。
ちょびんと流れる小川、ぽつりぽつり、ちらと見える赤い花、
本数ゆえ、待てど暮らせど電車なんか来ませんよ、
のんびり。
3分に1本とか、もう疲れました。
電車がひょいと登りはじめました。そこには赤目口、
でもまだ先みたい。
ほら、あんたどきなさいよ、
と言わんばかりに。
静かな畑沿いに響く、重く軽々しいその音は左から右に、右から左にと、
立体的な、そんな音、
やってきた、あの色。いい色。
さてもう駅かな、楽しかった。
名張を発って歩いて数時間、最後は1駅乗れば数分でたどり着きました。
そこから四日市までは疲れたな、いいか特急で、と言わんばかりに特急券を買っていましたとさ。財布の紐なんてありません。
さて、4日目が終わりましたかな、私ももう記憶が持ちません。
そんな中、次回は番外編と相成ります。
というのも、「あれ」に参加するためです。
あれとはなんだろう、ご期待下さい(する人いるのかなぁ