京成バス金町営業所の異端児
ガンガン近鉄ネタで更新してたと思ったら急に地元ネタが続きます。
さて、今回は地元(もはや完全に晒し)のバス、京成バスの金町営業所のお話。
さて、昨今のバスは鉄道と同様、保守の統一化を推し進めている。つまりは同じ製品をどんどん投入しているってこと。統一されたほうがメンテナンス項目も減り、保守機械も統一されるためコストダウンとなる。このあたりは鉄道と全く変わらない。
最近のバスでそういった統一化に役に立つバスといえば、誰もが一度は目にしたことがあるであろう、いすゞのエルガである。
(↑左2台がエルガ、そして一番右が今回のネタ)
同じ車体で日野製のブルーリボンⅡがあるが、こちらも変わらず統一化に一役買っているのだ。
さて、京成バス金町営業所でも例に漏れず、統一化が進められてきた。そして、11月21日。それはほぼ完遂したと言っても過言ではない。どういうことかというと、金町営業所には2台のみ異端児が存在したのだ。しかし、その異端児が廃車扱いとなってしまったのである。....正直私はずっと利用していたので異端児とは言いがたいが.....。
先の写真にも出ていたが、その異端児とは7Eである。
しかし、ただの7Eではなく、足回りがいすゞエルガというあまり前例の無い車両である。なんせ他に導入されたのが東武バスだけだったのだ。
どういうことか。これはバスの仕組みを少しお話せにゃならない。少し脱線する。
ばすは、ボディとシャーシで出来ている。シャーシとは要は足回り、エンジンとかの駆動部分である。基本的にボディもシャーシも同じ会社で作られるのだが、(それこそエルガがその典型)ボディーだけを作る会社が存在するのだ。それが7Eを作った富士重工である。
7Eは日野が多く架装させ、いすゞはあまり採用されて来なかった。
そして2001年東武バスに初めてこのタイプが登場した。続いて京成バス金町営業所にも配備された。といわけ。
じつは配備当初は20台近く存在し、かなりの所帯を持っていたのだが、転属や廃車が進み、結局最後まで残ったのが2台だったというわけ。で、その2台がついに廃車扱いになった、ってこと。
車体:富士重工
形式:いすゞKL-LV834N1
年式:2002年
車番:8162・8165
この2台が12年間金町を支えてくれました。
さ、やっと本題。廃車になったという情報を察知した私は22日、早速金町営業所にすっ飛んで行った。
どうやら2台はまだいるらしい。ですが....。
幕や広告、さらにはホイールが外されピット内で作業を受けていました。数日前まで元気に走っていたのに変わり果てた姿での御対面です。8162です。
8165は車庫の奥で寝ていました。幕や広告、ホイールもなく、どうやら作業が終了しているみたいです。顔は拝めませんでした。
この後、作業の終わった8162がピットから車庫奥に来ました。
1台エルガを挟んで並びました。
....いつも乗っていたのでかなりショックです。....復活しないかなーなんて....。
廃車扱いなので、その後は良く分かりませんが、とりあえず暫くは金町営業所に通うことになりそうです。
ちなみに、彼らが廃車されたことにより、新しいバスが入ってきました。エルガハイブリッド、彼です。
完全に新車のにおいがします。もうオーラが違います。新車です。
エルガハイブリッド、金町営業所にはこれで3台目です。もう1台入る予定らしいです。まあ2台抜けて2台入ったってことでしょう。
今回は金町営業所の異端児についてでしたが、実はもう1台、異端児が存在します。
それはまた別のときに。